survivalパッケージのflchain (free light chain) データセットには,、血清遊離軽鎖κ型 (kappa) と軽鎖λ型 (lambda) が含まれています。これらの変数から、遊離軽鎖κ型+遊離軽鎖λ型=総遊離軽鎖(flc)を作成します。

flc = kappa + lambda

まず、flchainデータセットをEZRに読み込みます。具体的は方法は下記を参照して下さい。

EZRにflchainデータセットが読み込めたら、新変数flcを作成しましょう。

EZRメニューのアクティブデータセット > 変数の操作 > 計算式を入力して新たな変数を作成する を選択します。

  1. 「新しい変数名」に”flc”を入力します。
  2. 「計算式」に”kappa + lambda”を入力します。
  3. OKをクリックします。

念のため、作成したflcの分布を確認しましょう。

EZRメニューの統計解析 > 連続変数の解析 > 連続変数の要約 を選択します。

「変数(1つ以上選択)」からflc、kappa、lambdaを選択して、OKボタンをクリックします。

平均 不偏標準偏差   0%  25%  50%  75% 100%    n
flc    3.133505    1.8389376 0.09 2.21 2.79 3.56 43.0 7874
kappa  1.430881    0.8967744 0.01 0.96 1.27 1.68 20.5 7874
lambda 1.702624    1.0307315 0.04 1.20 1.51 1.92 26.6 7874

それぞれの変数の平均値がflc = kappa + lambda になっているので、正しく計算できているみたいです。