論文を投稿するときに、どうしても参考にせざるを得ないのがimpact factorです。Impact Factorは過去2年間に発表された論文がどれくらい引用されているかを示す値です。

Impact Factor 2020は、2018〜2019年に発表された論文が、2020年に平均何回引用されたを示しています。

Impact Factor 2020 = 2018〜2019年の論文の2020年の総引用回数 ÷ 2018〜2019年の論文数

Impact Factor 2020

色々な批判がありますが、現時点ではImpact Factorよりもまともな客観的指標がないと言わざるを得ず、仕方なく活用しているというのが正直なところでしょう。

Nature掲載後に不祥事で取り下げられたSTAP細胞研究の様に、Impact Factorが高いジャーナルに掲載された論文だからといって科学的に適切な論文であるとは限りません。論文の科学的妥当性を評価できる目を養うことが、科学者としての最低限の責務です。

本研究室では、疫学研究者として最低限の知識と能力を有する科学者を育成することを目的として、若手研究者の育成を行なっています。